SCROLL
「Field Hack」は、全国のエンジニア、デザイナー、プロジェクトマネージャーなどがチームとなり、地域で設けられるテーマにテクノロジーで挑むプロジェクトです。地域でフィールドワークを行い、そこで見つけた課題や可能性をもとにアイデアを練り、お互いのスキルを掛け合わせてつくりだしたプロトタイプを、現地で実際に試してみることを目指します。
Field Hack は、情報科学芸術大学院大学、
Google の「イノベーション東北」、Engadget
日本版により 2016 年より開始しました。
これまでに宮城県女川町、岩手県遠野市にて、
開催しました。
宮城県女川町にて、「海」「山」「飲食」「教育」「町」の
5 つをテーマに開催
岩手県遠野市にて、「ビールの里」「限界集落」「発酵」
「商店街」「里山」の 5 つをテーマに開催
今回は 3 つのテーマのもと、それぞれのフィールドワークが設けられます。なお、エントリーの際に取り組みたい希望テーマをお伺いしますので、
詳細をよくお読みの上エントリーください。
織物
与謝野にいさん
安田織物 安田章二さん
与謝野にいさん
柴田織物 柴田祐史さん
ヘルスツーリズム
与謝野ねえさん
まさ農園 木村有紀子さん
発酵
与謝野にいさん
与謝娘酒造 西原司朗さん
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与謝野にいさん:安田織物 安田 章二 さん・柴田織物 柴田 祐史 さん
安田織物 安田 章二 さん
安田織物の三代目。創業は1952年、祖父の代に糸商をし、事業を大きくする際に糸だけじゃなく自分のところでも織物をしていきたいという想いから、丹後ちりめんを織るようになりました。安田織物では和装、特に夏用の白生地を織られていることが特長です。夏用の織物は織り方が特殊で透け感があり、技術的にも難しいとされています。100年経った時に安田織物が経営をしている状態であるということは、今ある技術が続いていくことと同時に、自社だけでなくお客さん、産地、機屋仲間も含め存在しているということ。そんな100年後のために今何をするべきかを考えていきたいという想いをもっています。
柴田織物 柴田 祐史 さん
昭和39年創業の柴田織物の二代目。丹後ちりめんをベースとしながら、縫取(ぬいとり)ちりめんという特殊な織物を生産しています。縫取ちりめんは、丹後ちりめんの中でも生産量が0.4%以下の希少な織物で、一般的な経糸と横糸の外、繊細な模様を表現するために後染めという、金銀糸など沢山の色糸(横糸)を織り込んでいきます。一反を織るために、3日も要する高度な技術を有する織物です。デザインから織るところまでを、一反から社内で織ることができるので、様々な冒険ができます。ものづくりが好きな柴田さんは、着物をデザインして販売し、自分で着てみる。そうして喜んでいるお客様の顔をみながらつくっていける環境を目指している。という想いを持っておられます。ここ数年は、東京や海外へもつながりを広げられておりNYへの素材展開やハリウッド映画への素材受注なども受けており、活躍の場を増やしておられる革新的な機屋さんです。
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与謝野ねえさん:まさ農園 木村 有紀子 さん
「まさ農園」では、ご主人の木村正典さんがお米や、九条ネギ、きゅうりをハウス栽培しながら、採れた作物を有紀子さんが加工・販売しています。正典さんから、規格外になった九条ネギをどうにかしたいと相談された有紀子さんは、もともと得意だったパンやお菓子づくりを活かして「九条ねぎクッキー」をつくりはじめました。最近では「ねぎシフォン」がイベントや地元スーパーで人気が高まり、注文数も増え毎週製造販売を行っています。農家だからこそできる加工品と価格を目指したいとの想いです。近年は、ブルーベリーの栽培にも力を入れており、収穫体験や採れた実をスムージーに加工するなど、夫婦ならではの息のあった取り組みも始めています。また、昨年より、地元温江(あつえ)地域の地域づくりに参加しています。地域づくりの会といえば今までは地域の年配者のみで話し合われていたのですが、木村さんの発想、女性としての感覚に年配者の方も共感され今では地域づくりの中心メンバーとして次なる世代の役目を引き受けておられます。
温江地区の収穫体験動画
https://www.youtube.com/watch?v=7laiKiCv784&feature=youtu.be
大江山で活動している登山・トレッキングのガイド「大江山鬼っ子の会」
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与謝野にいさん:与謝娘酒造 西原 司朗 さん
明治20年創業の「与謝娘酒造」の杜氏。創業以来、大江山の良質な伏流水を原水として、主に地元でとれた酒造米を使って醸造した酒造りをしています。大学では醸造を学び、6代目として家業を継いでからは、年々変化する気候やお米の状態に合わせて、仕込みの具合を考えながら挑戦を続けています。酒造りにとって、蔵が田園風景に囲まれ、良質なお米が近くにあるという恵まれた環境を大切にしています。近年では、京の豆っこ米を中心に地元で収穫されたお米を積極的に使って酒造りを行い、自分が楽しいと思うものづくりや酒造りで、お酒を口にしてくれた人達が「美味しい」「面白いね」と言ってくれることが、何より嬉しいとのこと。
ここ数年、経済産業省と一緒に海外への販路拡大を目指した取り組みにも参加、オーストラリアへの販路を独自獲得し、更なる世界への挑戦に燃えている若き杜氏の一人です。
京都府北部丹後半島の中心に位置する与謝野町。
大江山連峰、野田川、阿蘇海という豊かな自然に囲まれたまちです。与謝野町を含む丹後地方一帯は、弥生時代のガラス釧(腕輪)や多数の鉄剣などが発見された大風呂南墳墓群、国史跡の蛭子山古墳をはじめとする貴重な遺跡が分布し、丹後王国の一画を占めていたと言われています。
また、絹織物の一大産地である織物業、自然循環農業を進める農業と「ものづくりのまち」として、産業が人々の暮らしと密接に関わり、独自の文化が育くまれてきました。平成18年3月に、加悦町・岩滝町・野田川町が合併し、長年培われてきた技術と築き上げられた伝統文化の中に、新しい風がふきこまれ、次世代につなげる持続可能なまちづくりに挑戦しています。
情報科学芸術大学院大学
[IAMAS]
一般社団法人プレイス
UCHICO
株式会社モノサス
京都府与謝野町
グーグル合同会社
マテリアル京都
京都府
4月16日(日) | 第 1 回 説明会・交流会 in 京都 |
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4月20日(木) | 第 2 回 説明会・交流会 in 東京 |
4月22日(土) | 第 3 回 説明会・交流会 in 東京 |
5月8日(月) | エントリー受付締切 |
5月15日(月) | 選考結果発表 |
6月9日(金) 19 : 00 ~ 21 : 00 | Day 0キックオフミーティング |
6月10日(土) 14 : 00 ~ 19 : 00 | Day 1フィールドワーク & 分析 |
6月11日(日) 9 : 00 ~ 16 : 00 | Day 2アイデア & コンセプト スケッチ |
7月8日(土) 14 : 00 ~ 18 : 00 | Day 3発表会 |
7月9日(日) 9 : 00 ~ 12 : 00 | 相談会 |
地域に集まり、Field Hack や各種テーマの説明を受けます。その後、地域にいさん・ねえさん、コーディネーター(※)と一緒にテーマごとに分かれ、自己紹介や翌日のフィールドワークに向けて準備を行います。
(Google ハングアウトでの参加も受け付け。)
地域にいさん・ねえさん、コーディネーターによりテーマにもとづいたフィールドワークを現地で行います。フィールドワーク後は、見聞きした内容を整理する時間になります。
フィールドワークで得たヒントを実際に開発イメージに落とし込む、アイデア・コンセプトスケッチを行います。最後に各チームが開発のスケジュールを共有し、4 週間のプロトタイプ開発期間の開始となります。
チームごとに開発したプロトタイプが実際にどのように地域で機能するのか、地域の方に向けてプレゼンテーションとデモを行います。その後、プロトタイプ実装に向け、次の開発プランを地域コーディネーターや、にいさん・ねえさんとディスカッションする場が設けられます。
Field Hack のテーマにあたる産業、活動を担う地域の協力者
参加者とにいさん・ねえさんの間に立つ地域のコーディネーター
Field Hack ではエンジニア、デザイナー、プロジェクトマネージャー等で構成されるチームでの募集を受付ます。
興味のある方、新しくチームを組んで取り組まれたい方向けに説明会・交流会を実施いたします。
プロトタイプ開発に必要なスキルを持ったメンバーでチーム編成を行い、エントリーください。
なお、チームメンバーの人数制限はありませんが、Day 1 & Day 2 に参加できる人数には制限があります。
5月8日(月) 正午
チームメンバーは各自個別にエントリーください。
チーム内で連絡等を取りまとめるチーム代表者を決めてください。
(チーム代表者にはエントリーの際に、希望するテーマとその理由をお伺いします。)
選考期間
5月8日(月) ~ 5月15日(月)
主催者が応募者のそれぞれのエントリー内容を確認し、選考します。
選考結果発表
5月15日(月) 正午
選考結果はメールにてお知らせします。
最大 6 チーム
① チームメンバーは各自個別にエントリーください。
② チームメンバーの人数制限はありませんが、Day 1 & Day 2 の参加については、基本的に 1 テーマにつき、最大 6 名となります。
応募多数の場合は、参加人数の調整をお願いする可能性があります。
Field Hack では、地域課題・可能性の発見から、それをプロトタイプに落とし込むことを地域側と協力しながら行うイベントです。
そのため、開発スキルに加え、課題設定と、問題解決のスキルについても重視して選考を行います。
15,000 円
含まれるもの : 夕食・懇親会費用(6/10・7/8)、フィールドワーク時の移動費(6/10)、宿泊代(6/10)、イベント保険代、アレンジ手数料
含まれないもの : 与謝野町までの交通費
※ 本プログラムの参加費は、一般社団法人プレイスが取り扱います。
参加規約をよくお読みの上、同意いただいた上でエントリーください。
プロトタイプ開発に必要なスキルを持つメンバーで
チーム編成を行い、エントリーしてください。
新しくチームを組んで取り組まれたい方は、説明会・交流会にお越しください。
組み込み、Androidアプリ、iOSアプリ,フロントエンド、バックエンド、画像処理、音声処理
電子回路、機械、無線
Arduino,Raspberry Pi,mbd,Konashi
UI / UX、グラフィック、プロダクト
木工、金工、樹脂
本イベントの内容および参加規約に同意いただいた上でエントリーください。
事前エントリーをした方も改めてエントリーいただく必要があります。